もち、次に行く場所、今宵夜景はんとする予定になっている山をチェックするため、そこへ下見に行くためである。 今いる場所から1番近いのは何処か。 ここより東側の候補地は全て回った。 となると、次に行くべきは隣接する岩出市、もしくは紀の川市と和歌山市の境あたりの、、、 ん?、、、貴志?、、、どっかで聞いたよな地名やな、、、 あっ、何か赤文字で書いてある。 ナニナニ、、、猫の駅長とな、、、って、もしやアレか! タマ駅長か!!
猫の睡眠時間は1日20時間弱だそうなのです、はい。 それにしても卑怯ですな、猫って。 写真でも映像でも何でもそうだけどね、箱や鍋や袋に入ったりした猫見せときゃ評判になるんだもん。 卑怯だよね、自由だよね、ネコ。 かくいうワタクシも猫と猫村さん好きだけども。 てなわけで、駅長の惰眠を妨げるのもアレなんで、ここらへんで貴志駅からオサラバ。 本来の目的である夜景すぽっとの下見をするために山へと向かったものの、2山連続登り口を発見出来ず。 初見の地で、事前に調べた情報の記憶を頼りに探すのはやっぱムリがありますな。 印刷したりして持ってけばいいんだけどね、そういうのするとアレですから。 予定調和でモノゴトが進んでしまって楽しくないから。 何がおこるかわからないから旅なんだ。 良くも悪くも予想外の出来事が起こる、それが何よりも楽しいんだから。
休憩もそこそこに、早速地図を開けて今宵の夜景はんと候補地をチェック。 1番好きな時間帯である宵の口に訪問する地を、県下でも有名な夜景すぽっと鷲ヶ峰コスモスパーク(有田川町)に決定。 そこから北上しながら千葉山、雨の森、御所の辻、名草山、和歌の浦と計7ヶ所を回る計画を算段。 ウキウキである、ワクワクである。 逸る気持ちを抑えつつ、15時半ホテルを出発。 見知らぬ街、見知らぬ道をバイクに跨り通り抜け、一路南へ。 おおぅ、また山ですな〜。 いい景色ですな〜、和歌山市街を一望ですな〜。 って、何か北から雲が迫ってきているような気がするんですが、これは気のせいですか? こだまでしょうか?、、、ひびきです、チッチキチ〜。 何か暗くなってきましたな〜。 そら夕刻ですもの、夜が近いんですもの、当然のこと。 何か冷たいものが顔面に当たってるような気がするんですけど、、、 そら鈍色の雲が空一面を覆っているんですもの、標高600m弱なんですもの、当然のこと。
ここは何処?ワタシは雨男。 和歌山は南国だと思てたのに、、、京都よりも雪降らないと思てたのに、、、ワタクシが何をしたというのです。 まぁ、色々としましたな、、、はい。 こんな天気やし、当然ながら周囲には誰もおらず1人きり。 しかも標高600m弱、麓まで2〜30分以上はかかる山の中。 このまま吹雪が続き、雪が積もると、バイクではとてもじゃないが山を降りることはかなわじ。 決断の時である。 下山いたしま〜す、はい。 というわけで、撮影機材をすぐに片付けいそいそと退散。 麓まで下りると雪は全く降っておらず、でも山頂の方を見れば鈍色の雲が依然として居座っている様子。 無念ではあるが予定を変更。 周辺の3つの夜景すぽっと候補地訪問はいずれも山中にあるため断念し、山から離れ和歌山市内を回ることに決定。 まずは県下でも有名な観光寺院である紀三井寺の裏山、名草山を目指し北上。 日も暮れた後にうろ覚えの登り口を発見し、こんなはずではなかったというぐらいに荒れた山道を登って何とか山頂到着。
いや、悪しは判断できんだけどね、良しは判断できないの。 それは何故か。 それは、豚骨醤油ラーメンが嫌いだから。 オカゲさまで胃がもたれてしまいました、お口直しにアイス菓子を食べました。 家とは違いエアコンのある暖かいホテルの部屋で。 「んじゃ、何で食べたの?」と訊かれれば、「単なるお戯れですよ」と答えましょう。 アホですから、アホなことするの大好きですからね、ワタクシ。 あとね、食わず嫌いはいけないよん。 というわけで、午前様になることもなく初日の夜景はんとを終了し宿泊所へと帰着。 エアコン、蒲団、地デジ対応テレビ付きという、自分の家より恵まれた環境のホテルの一室で早々と就寝、である。 後編へ続く、である。 後編へ |